あおり運転による危険な事故が社会問題となりつつありますが、実はその背後には驚愕の共通点が存在します。

加害者にならないために、精神疾患や危険運転といった要素を含むあおり運転者の特性を理解することが重要です。

今回は、あおり運転の対処法やパーソナリティ特性をはじめ、体験談を元にした特性の露呈についても触れ、自分やパートナーが危険運転をしていないかを確認するための情報をお伝えします。

【驚愕の真実】あおり運転者の共通点！あなたもパートナーも危ない？

交通事故を起こしやすい人々の特性には、感情コントロールが不得手であることが挙げられています。

具体的には、一時的な興奮を抑制することが難しく、“かっとなる”衝動的な傾向を持つ人が該当します。


運転中の怒りや興奮は、しばしば自己否定感と相まって、攻撃性を増長させます。

怒りっぽい人は一般的に、自分自身が嫌いな傾向にあります。

そしてこの自己嫌悪感は自己攻撃となり乱暴な運転行為に繋がります。

すなわち、憤りを感じている人は、自己を貶める傾向が強くあり、この自己評価の低さが高リスクの運転を引き起こすことが確信されています。


競争心が強い人も、交通事故を起こし易いです。

これらの人々は、何事も勝ち負けで考えてしまうため、危険運転や攻撃的な行動をとりがちです。

女性が横に乗っている時に、窓から腕を出したり、片手運転やポイ捨てなど、「カッコよさ」の勘違いをしている人が多いです。


また、イライラしやすい人は上下関係のなかでの人間関係しか築けない傾向があります。

これらの人々は過去に虐待を受けたり、厳格な上下関係の環境下で育ったりとして、支配・被支配の関係を強制的に作りあげてしまいます。


更に、いわゆる“自己効力感の増大”という現象も交通事故の増加につながる一因になります。

つまり、普段大人しい人でも、大きさや外観により自分が強く感じられるような車に乗ることで、自分自身が強くなったと錯覚することがあります。

このみせかけの自信感が、さらに攻撃的な運転行動を引き出す原因となる傾向があります。


これらの特性を持つ人々は、他者や自分自身さえも危険に晒す可能性があるため、これらの特性を自覚し、意識的にコントロールすることが必要となります。

【危険人物かも】精神疾患＆危険運転！あなたとパートナーの安全を確認しよう

一部の圧倒的に怒りやすい人々は、実際に精神疾患を抱えている可能性があると言われています。

そういった人々の中には、あおり運転を行う人たちも含まれます。

それらの運転者が持っている可能性のある精神疾患とその特徴について具体的に見てみましょう。


最初に挙げられるのが、「反社会性人格障害」です。

もし、あおり運転者が幼い頃から暴力的な傾向を示していたならば、この障害の可能性を疑うべきかもしれません。

「反社会性人格障害」は、他人を攻撃したり欺いたり、社会のルールを無視する行動を起こす障害です。

罪悪感を感じることなく、他者を侵害することが特徴となります。

この疾患は幼年期に「素行症」として現れ、進行すると「行動障害」へと進化し、成人後には「反社会性人格障害」と診断されます。


また、ある人が急に怒りっぽくなるように変わった場合には、認知症の一種である「ピック病」の可能性も考えられます。

ピック病では、人が突然に怒りっぽくなったり、社会的なルールを破るような行動を示したりします。

このような人格や行動の変化が突然に起こるのがこの病気の特徴です。


怒りの感情をコントロールできない人には、「被害妄想」という症状が見られる場合があります。

ある人があおり運転をするとき、「誰かが自分を馬鹿にしている」とか「攻撃してくる」という理由で周囲を敵視し、攻撃的な行動を起こすのです。

また、躁病の症状の一つである「誇大妄想」にも注目が必要です。

誇大妄想では、自我が膨らみ、自己評価が非現実的に高くなり、攻撃的になったりします。

特に車での運転は、速度が出ることから躁病の人には危険で、適切な運転行動を取ることが難しくなります。


また、精神疾患の症状は年齢とともに変わる傾向があります。

若い人々では、より多く統合失調症や躁病の症状が見られ、高齢者では認知症の可能性が高まると言われています。

個々の精神疾患の症状があおり運転とどのように関連するのか、または危険運転につながる可能性がある生活環境についても理解することが重要です。


危険運転をする人は、心理的な問題や精神疾患を抱えているだけでなく、その問題を悪化させるような生活環境にいる可能性もあります。

限定的な人間関係を維持している人は、攻撃的な行動をとりやすく、社会とのつながりが弱いと、ストローク不足から攻撃性が増すとも言われています。

「ストローク」とは、人との日常的な交流のことを指します。

十分な社会的交流がないと、人は存在の確認や承認が得られず、攻撃性を示すようになります。


また、2019年の常磐道あおり運転事件では、あおり運転を行ったドライバーを助手席から守るような行動を示した女性の存在が報じられました。

このように、問題行動を起こす人を支える「イネイブラー」と呼ばれる人たちの存在も無視することはできません。

彼らは問題行動を助長する存在となります。


そこで、自分自身やパートナーが危険運転をしないためにも、運転の際には、隣に乗る人の心の状態をよく観察し、常に自身の心の健康を確認することが重要です。

怒りっぽい人やイライラしがちな人を隣に乗せると、あなた自身の運転技術にも影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

【必見！】あおり運転犯の特徴から学ぶ煽り運転のへの対処法

あおり運転をする人の心理を説明した後、今度は具体的な対処法を提案します。

まずは、煽り運転を防ぐための抑止力となる道具を用意しましょう。

特にしょっちゅう煽られる方にお勧めしたいのがドライブレコーダーです。

これにより、事故の際に有利に証拠集めが行えるだけでなく、ドライブレコーダーがあること自体があおり運転を抑制する効果があります。

それが購入できない場合、録画中のステッカーやシールを配置するだけでも抑止力となりえます。


次に重要なのは、あおり運転をしてる人と絶対に張り合わないこと。

彼らは何かしら問題を抱えており、通常の理論で説得するのは難しいです。

張り合うと、結果的にあなた自身が疲弊し、無駄な時間を過ごすことになります。

対ケースとしては、できるだけ先に進ませる、道を譲る等の対応が効果的です。


さらに突然の接触を防ぐためにも、窓を開けるなどして外部との物理的接触は避けるべきです。

これは自身の安全を保つために極めて重要です。


また、決して相手に対する敵意を表さないように留意しましょう。

にらみつける、驚く、敵意を向けるといった行為は相手を興奮させ更なる問題を起こします。

冷静な顔で反応しないことが重要です。


最後に、問題が大きくなりそうに感じたらすぐに警察に連絡しましょう。

「警察を呼びますよ」と予告する必要はありません。

事の経緯を冷静に伝え、専門家に助けを求めるのが最良の方策です。

【加害者にならない方法】あおり運転者の独特な特性を知っているか

どういう人が加害者になりやすいのか、その特性を理解することが第一歩です。


まず、自分が良い車や見た目がイカつい車に乗っているからと言って、自分が特別だと錯覚しがちな人は注意が必要です。

こうした人々は自分より強そうな相手が現れると性格が変わる傾向がありますが、これは精神的な弱さの現れだと言えます。

自分が強いわけではないという自覚が重要です。


また、一貫性を保った性格を持つ人々は日常生活でも問題を抱えやすいことがあります。

これも理解し、自分がそのような性格にならないように気をつけましょう。


さらに、加害者にならないためには感情コントロールも重要です。

その方法として、以下の三つの手法を述べています。


1) 呼吸法：怒りや精神的な興奮を静めるのに有効なのが深呼吸です。

これは気分を落ち着けるための有効な手段です。


2) マインドフルネス：自分の感情をクールに観察し、客観的に理解するための方法です。

これにより自分の感情をコントロールすることが可能になります。


3) アンガーマネジメント：こちらも心理学分野で提唱されている怒りを制御するための方法です。

特に、感情の爆発を抑えるための有効な手段です。


以上の方法を活用し、加害者にならないよう心掛けていきましょう。

あおり運転は誰にもメリットがない不毛な行為であり、問題意識を持つことが何より大切です。
 

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